リラックスすると勃起しにくくなるの?むしろその逆で勃起しやすくなります!

セックスの挿入前にチンコが萎えたり、セックス中に中折れしたり、チンコが勃たなくなったときは心身ともにとても焦った状態ではないでしょうか?また、一度セックスや挿入に失敗するとそれがトラウマのように心に不安を残し、次のセックス時にも「ちゃんと勃つかなぁ」と心配になってしまうものです。

 

この緊張や不安が原因でチンコ(以下ペニス)が勃たないことはよくあることですが、じゃあリラックスできれば勃つのか?性的な興奮とは真逆にあるように感じるリラックス。このリラックスと勃起の関係性について解説します。

 

勃起は興奮するから起こるわけではない

そもそもいわゆる勃たない(勃起不全の状態)がなぜ起こるのかと言うと大きく2つの理由があります。

 

一つは体になんらかの疾患がある場合の「器質性」、もう一つは緊張や不安など精神的ストレスが原因の「心因性」です。そして、この2つの8〜9割が心因性だと言われています。

 

なぜこの精神的ストレスが起因となりペニスが勃たないのかと言えば、それは勃起のメカニズムを知ることで解決ができます。

 

リラックスすると勃起しにくくなるどころか勃起しやすくなるものなので勃起のメカニズムについて理解を深めてみましょう。

 

勃起のメカニズム

勃起が起こるメカニズムには大きく2つあります。

 

心理的な要因による勃起

心理的な刺激によって起こる勃起を「中枢性勃起」と言います。これが一般的に知られる勃起の要因で、女性の裸をみたり、エッチなビデオを見たり、性的なイメージを想像することで勃起します。

 

物理的な要因による勃起

物理的な刺激によって起こる勃起を「反射性勃起」と言います。いわゆるオナニー(マスターベーション)やフェラチオなどにより直接的にペニスを刺激されることで勃起します(ペニスのみではなくイチャついたり体が触れ合うことで勃起するのもこの類いです)。その気はなくてもペニスをいじられたりすると勃起してしまうあれです。

 

 

 

要はひとつの生体反応ですね。

 

この両メカニズムに言えることですが、心理的、または物理的な刺激が加えられることでその情報が大脳皮質を経由し、脳の視床下部にある性中枢に伝わります。ここで「勃起しろ」という信号が送られ、脊髄にある勃起中枢を刺激することで海綿体に血流が一気に流れ込み、その圧でペニスが勃起するというカラクリです。つまり勃起とは海綿体に血流が流れ込むことで血液の圧力で硬く、そして大きくなった状態のことです。

 

さらに小難しいことを言えば、血液を流れ込ませるために必要な血管を拡張させる役割を果たしているのが一酸化窒素(NO)で、その一酸化窒素は自律神経の副交感神経が優位な状態(リラックスしている状態)に多く分泌されるものです。

 

つまり、勃起のメカニズムから見ても、性的な興奮を受けて勃起している状態と言うのは交感神経が優位に立った興奮状態ではなく、副交感神経が優位に立っているリラックス状態だということです。

 

リラックスは興奮とは対をなすものに感じますが、リラックスは「心休まるもの」「癒されるもの」と捉えると意味がわかりやすいかもしれません。悦びや楽しみを感じた時、心が癒されるそんな精神状態のことですね。抱きたいと思っていた女性の裸を見れば悦びや楽しみで心が高まりますよね?この精神状態こそ副交感神経が活発化している状態です。

 

逆説的に言えば、緊張状態というのはもう一つの自律神経「交感神経」が活発化している状態(緊張や興奮の状態)です。この交感神経が働きっぱなしだとホルモンの分泌低下などにより勃ちにくくなるということです。

 

まとめ

勃起するときは必ず副交感神経が優位に立っている状態であり、リラックス状態です。なので焦る気持ちはあるかもしれませんが、一度深呼吸してリラックスを促してみてください。そして、純粋に女性の身体を見たり(心理的な刺激)、キスや体の触れ合い(物理的な刺激)で性的な興奮(副交感神経が優位な状態)を高めてみてください。

 

ちなみに、交感神経は「昼の神経」と言われており、副交感神経は「夜の神経」と言われています。この2つが天秤のようにバランスを取りながら支え合っています。名前からもセックス時に働くべき交感神経はどちらかを意味しているようで面白いですね。

 

これは豆知識ですが、射精するときは快楽を得られるのは副交感神経と交感神経が急な切り替わりをしているためだと言われています。